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グランドセイコー SBGH345 “朝焼け” 44GS メカニカルハイビート36000が新登場。

物凄い「赤」ですね。岩手山の山肌を美しく染める朝焼けをイメージした緋色だそうです。

グランドセイコーブティックオンライン専用モデル SBGH345は、40mmの耐食性に優れたエバーブリリアントスチール製44GSケースに、メカニカルハイビート36000ムーブメント キャリバー9S85を搭載、国内定価は924,000円となっております。

春節のタイミングで中華文化圏で縁起の良い「赤」い文字盤の腕時計がたくさんリリースされましたけど、このSBGH345も同じ意味合いですかね?それとも赤文字盤が今後のトレンドに食い込んでくるのかも知れません。

スーパーコピーブランド代引き 優良サイト「赤」が欲しいけど、さすがに90万円は高額だ!って方には2年前にリリースされているキングセイコーのSDKS009なら220,000円で購入可能ですよ。ノーデイトモデルだし70時間のロングパワーリザーブですのでオススメ。

1967年の誕生とともに、グランドセイコー独自のデザイン哲学「セイコースタイル」を確立した44GS。この44GSが体現した光と陰の間に生まれる無数の表情を描く構造を受け継ぎ、現代の解釈を加えた「44GS現代デザイン」に包まれたメカニカルウオッチです。ムーブメントには、10振動による高精度と耐久性を両立させたキャリバー9S85を搭載しました。ケースとバンドに採用されたのは、世界最高レベルの耐食性を備えたステンレススチール素材「エバーブリリアントスチール」。その素材特有の白い輝きを放つケースの中に映えるのは、深みのある緋色のダイヤル。岩手山の山肌を美しく染める朝焼けをイメージしています。

日本の美学と品格を体現する「セイコースタイル」のデザイン
1967年、グランドセイコーのデザイン文法「セイコースタイル」の最初の完成形である44GSが誕生しました。このデザイン要素をできる限り再現しながら現代的な解釈を加え、進化を遂げたデザインが「44GS現代デザイン」です。針や略字、ダイヤル、ケースに至るまでグランドセイコーのあるべきデザインを継承し、現代に日本の美を紡ぎ出す腕時計の姿です。

一日のはじまりを象徴する朝焼けを表現したダイヤル
日本の美しい風景はグランドセイコーのインスピレーションの源になり、そのデザインに独自性を与えています。このモデルのダイヤルもまた、自然が織りなす美しい情景を映しています。その源泉となったのは、岩手山を赤く染める朝焼け。グランドセイコーのメカニカルウオッチがつくられる「グランドセイコースタジオ 雫石」から望む荘厳な岩手山が朝の光を受け、幻想的な深い緋色に変わる僅かな時間の情景をダイヤルで表現しました。

優れた耐食性を誇るエバーブリリアントスチール
世界最高レベルの耐食性を備えたステンレススチール素材「エバーブリリアントスチール」は、一般的な高級時計に使用されているステンレススチール材を上回る耐食性と白く美しい輝きを併せ持つ素材です。従来、海洋構造物や化学・食品系プラントなどの塩化物含有環境にさらされる設備などの過酷な環境用に使われてきた素材で、腕時計のような装身具に求められる要求品質を満たすことは困難でした。しかし、いつの時代も長く愛用できる美しさを追求しているグランドセイコーは、従来の製造工程を一から見直し、ケースとブレスレット双方への実用化に成功しました。

SBGH345

SBGH345
Heritage Collection
924,000 円(税込)
2024年3月発売予定

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スペック
Exterior
外装: エバーブリリアントスチール 裏ぶた:エバーブリリアントスチールとサファイアガラス
裏ぶた仕様: シースルースクリューバック
ガラス材質: デュアルカーブサファイア
コーティング: 内面無反射コーティング
ケースサイズ: 横 40.0mm 縦 46.2mm 厚さ 13.3mm
バンド幅: 19mm
中留: ワンプッシュ三つ折れ方式
腕周り長さ(最長): 200mm
Movement
ムーブメント: 9S85
駆動方式: メカニカル 自動巻(手巻つき)
駆動期間: 最大巻上時約55時間持続
静的精度: 平均日差+5秒~-3秒
グランドセイコー独自の規格に基づき、工場出荷前にムーブメント単体の状態で、6姿勢差・3温度差の条件下で測定した場合の精度です。実際にお客様がご使用になる環境下での精度(携帯精度)とは異なります。また、メカニカルモデルの特性上、ご使用になる条件(携帯時間、温度、腕の動き、強いショックや振動)によっては、前記の精度の範囲を超える場合があります。
Functions
防水: 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁: あり
重量: 154 g
その他:
ねじロック式りゅうず
石数 37石

キャリバー9S85
精度の要となるパーツを素材から見直し、高速度振動に必要なトルクと最大巻上時約55時間という実用的な持続時間を実現したメカニカルムーブメントです。

まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】グランドセイコー SBGH345 “朝焼け” 44GS メカニカルハイビート36000 ¥924,000-」でした。

いや~高い(笑)グランドセイコーの基本的なモデルも100万円ちかくになってきましたね。

数年前に話題となった同じキャリバー9S85搭載モデル SBGH297 は770,000円でした。

2020年(グランドセイコー60周年記念)の SBGH281 は704,000円でした。

いずれオメガのアクアテラ、ロレックスのSSデイトジャストと同じような価格になるんだろうな、とは思っていましたが想像よりだいぶ早かったですね。

サラリーマンが仕事でもプライベートでもガンガン使え、スッキリしたデザインでタフネス、そこそこ良い具合のスペック、ステイタス性を併せ持つのがこの辺でしょう。

おっ良い時計してるね、と時計好きの方にも認めてもらえる「日常に溶け込むグッドウォッチ」です。

10年前なら50万円だったのが、今はもう100万円になってしまいました。それだけ所得が増えていれば良いんですけどね。

さて、赤がトレンドカラーになるのかどうか。そこですよ。

春節記念の赤文字盤はありますが、レギュラーモデルで赤を使うところは多くありません。ロレックスがバシっと使いだすと流れは変わりそうですがチューダーやオメガ、カルティエがやってもそこまで影響はしないでしょうね・・・

ワンポイントなら面白いけど、毎日じゃ飽きちゃうかしら。

グランドセイコー SBGW319 44GS 36.5mm キャリバー9S 20周年記念 GS9 Clubが新登場。

昨年グランドセイコーのオーナーズクラブ「GS9 Club」で行った投票によってデザインが決まったSBGW319をご紹介。今年の9月にクラブ会員のみ購入可能で限定150本となっております。

私はGS9クラブの会員ではないので流れが良くわからないのですが、最初から44GSの36.5mmケースで9のインデックスだけ数字と言うのは決まってたんですかね?

カルティエスーパーコピー時計代引き 優良サイトセットされているカラーは奇抜な物ばかり、さすが限定モデル。

黄色やピンクは面白いのでここでしか買えないとなれば後々希少性も話題性もある1本になり得ましたが、無難なグリーンダイヤルと色気のあるパープルダイヤルが候補として残り、最終的にグリーンダイヤルに決まったようです。

SBGW319の価格は814,000円、レギュラーモデルSBGW299は693,000円ですので10万円ほど高めの設定となっていますね。

「GS9 Club オリジナルモデル 製作プロジェクト」と題してGS9 Club ウェブサイト上で製品開発のプロセスを公開し、全2回のGS9 Club 会員様の投票によって製品のデザインを決めるという初の試みによって誕生したモデルです。
36.5mmの「44GS 現代デザイン」をベースに、キャリバー9S 20周年記念限定モデルで採用された特別な螺旋模様のダイヤルパターンをあしらった数量限定150本のモデルです。
GS9 Club 会員様のみ、GS9 Club ウェブサイトにてご購入のお申し込みを承っております。

デキレースでは無いと思いますけど、GSのスタッフの方もグリーンダイヤルだろうなと思ってたに違いないでしょう。せっかくモック作ったんだから全カラー少量ずつ出してオイパペみたいにカラフルな展開にしても面白かったのにね。

日本国内数量限定150本は、なかなかの希少性です。

36.5mmは細腕オジサンの私でも女性にもフィットするサイズ感。「桜がくし」良かったですよね。

スペックも充分、耐磁性能もあり10気圧防水、72時間ものロングパワーリザーブを誇る手巻きムーブメント キャリバー9S64を搭載。

伝統と革新を表す特別な模様がグリーンダイヤルで復活
ダイヤルパターンは繊細な螺旋模様で、ブランドロゴの「G」と「S」、加えて1968年にグランドセイコー初の10振動ハイビートモデルを開発した第二精工舎(現:セイコーインスツル株式会社)を象徴するユニークな「S」マークの3種を幾何学模様のように放射状にあしらったデザインです。
本パターンは2018年に発売された「キャリバー9S 20周年記念限定モデル」のみに採用されたダイヤルパターンで、キャリバー9Sの伝統を宿しつつ、放射状に外に広がっていくさまは、「進化」を追求し続けるというグランドセイコーの革新性を表しています。
さらに、GS9 Club オリジナルモデルの象徴として、9時インデックスのみに配されたアラビア数字の「9」は、GS9 Clubロゴに使用されている書体を再現しています。

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日本の美学と品格を体現する「セイコースタイル」のデザイン
本作は、日本特有の美意識を原点として編み出された独自のデザイン文法「セイコースタイル」を確立した、グランドセイコーを語るに欠かせないマイルストーンである1967年誕生の、手巻モデル「44GS」をベースに採用。グランドセイコースタジオ 雫石で熟練の匠の技によって組み立てられた、手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9S64」を搭載し、ケースデザインには「44GS」に現代的な解釈を加えた「44GS 現代デザイン」を用いることで、ブランドの革新性と共にブランドの真髄を感じられるデザインに仕上げました。

GS9 Club 会員の投票によってダイヤルデザインを決めた特別なモデルHeritage Collection
GS9 Club 限定モデルSBGW319

Exterior
外装: ステンレススチール
裏ぶた仕様: スクリューバック
ガラス材質: ボックス型サファイア
コーティング: 内面無反射コーティング
ケースサイズ: 横 36.5mm 縦 42.7mm 厚さ 11.6mm
バンド幅: 18mm
中留: ワンプッシュ三つ折れ方式
Movement
ムーブメント: 9S64
駆動方式: メカニカル 手巻
駆動期間: 最大巻上時約72時間(約3日間)持続
静的精度: 平均日差+5秒~-3秒
グランドセイコー独自の規格に基づき、工場出荷前にムーブメント単体の状態で、6姿勢差・3温度差の条件下で測定した場合の精度です。実際にお客様がご使用になる環境下での精度(携帯精度)とは異なります。また、メカニカルモデルの特性上、ご使用になる条件(携帯時間、温度、腕の動き、強いショックや振動)によっては、前記の精度の範囲を超える場合があります。
携帯精度: 日差+10~-1秒
Functions
防水: 日常生活用強化防水(10気圧)
耐磁: あり
その他:
裏ぶた「LIMITED EDITION」表記
石数 24石

まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】グランドセイコー SBGW319 44GS 36.5mm キャリバー9S 20周年記念 GS9 Club150本限定」でした。

こんなことわざわざ言う必要も無いんですが、9要らないです。9どかして、4カラー全部100本ずつ出せば完売すると思いました。

螺旋模様のダイヤルが非常に魅力的ですので、またこう言った面白い企画があると良いですね。クラブ会員じゃなくても外から見てて楽しめますので。一般からデザインを集めても凄いのが出来上がるんじゃないかと思います。

セカンドマーケットに出てくるのを待ちましょう。

今やヴァシュロン・コンスタンタンを代表するアイコンとなった「ヒストリーク・アメリカン 1921」。

しかし1919年に発表されたこのモデルは、長らく、誰もが知らない時計のひとつだった。対して1921の独自性に気づいた同社は、このモデルのアイコン化を企図。果たして大きな成功を収めたのである。

HISTORIQUES AMERICAN 1921
北米市場向けを源流とする〝デザイン復刻版〟の嚆矢
ヒストリーク・アメリカン 1921
ヒストリーク・アメリカン 1921
2009年に発表された新しい「アメリカン 1921」。新規設計のCal.4400 ASを搭載することで、今風の40mmサイズを実現した。手巻き。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間、18KPGケース(縦40×横40mm、厚さ8.06mm)。3気圧防水。602万8000円(税込み)。
 1921年に発表された「アメリカン 1921」は、2009年のSIHHで再びカタログモデルに返り咲いた。可能にしたのは、過去のアーカイブをひもとく地道な作業と、マニュファクチュールとしての熟成、そして優れたデザイナーたちだった。

リシャールミル スーパーコピー届けします!クリスチャン・セルモニはこう語る。「20世紀初頭、実に様々な“アメリカン”が発表されました。私たちはその中から、再構築するうえで残したい要素を厳選しました。例えば、実用性を考慮してリュウズは1時位置に、エレガントさを加えるためにラグは現在の形状に、クラシックなデザインを活かし文字盤にはペイントによるアラビア数字をといった具合にです」。

ヒストリーク・アメリカン 1921
古典的なレイルウェイトラックをあしらった文字盤。黒い時分針は、なんと18KWG製。立体的な造形が、本作のクラシック感を強調する。
ヒストリーク・アメリカン 1921
今のヴァシュロン・コンスタンタンは、表面を荒らした文字盤に冴えを見せる。本作では、目の細かいオパラインではなく、より荒れの強いグレイン文字盤を採用。それにもかかわらず、印字はかなり明瞭だ。
 このモデルで注目すべきは、文字盤の配置だ。スモールセコンドの位置は1921年のモデルに同じだが、文字盤を90度回転させて、リュウズを1時位置に設けたのである。結果として新しいアメリカン 1921は、ユニークなデザインはそのままに、実用性を大きく増したのである。本作が定番になったのは当然だろう。

ヒストリーク・アメリカン 1921

ミドルケース。厚みはオリジナルの1921にほぼ同じだが、ケースの四隅を大きく落とすことで、今風の立体感を巧みに加えている。
 本作が搭載するのは、当時新規に設計されたCal.4400。現行品としては珍しい直径28mmの手巻きムーブメントは、クラシカルな1921にはうってつけだ。そして、大きなムーブメントを採用することで、新しい1921は、適切な位置にスモールセコンドを持てるようになったのである。仮に小径の1400(これは紛れもなく傑作だが)しかなかったなら、1921のリバイバルは不可能だったに違いない。

 そして外装は、現代のヴァシュロン・コンスタンタンらしく凝ったディテールに満ちている。表面を荒らしたグレイン仕上げの文字盤や、あえて黒く仕上げられた立体的な18KWG製の“ブレゲ針”などは、本作を単なる復刻版ではないものとしている。

ヒストリーク・アメリカン 1921
搭載するのは2009年に発表された手巻きのCal.4400 AS。約65時間という長いパワーリザーブと、2万8800振動/時という高い振動数は新しい1921に優れた実用性をもたらした。
ヒストリーク・アメリカン 1921
オリジナルとの大きな違いはラグだ。複雑な造形を持つ1921年モデルに対して、2009年版のラグはストレートである。代わりにラグにキャップを被せることで、オリジナルとの継承性を演出してみせた。また、今の時計らしく、バネ棒にはわずかに曲げが加えられた。ケースサイズは40mmもあるが、ラグが極端に短いため、装着感は良好である。

HISTORIQUES AMERICAN 1921
洗練の度を増したスモールケースのバリエーション
ヒストリーク・アメリカン 1921
ヒストリーク・アメリカン 1921
2017年初出。40mmサイズのデザインを保ちつつも、ケースを36.5mmに縮小した結果、女性や腕の細い人にも向く。手巻き(Cal.4400AS)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。18KPGケース(縦36.5×横36.5mm、厚さ7.41mm)。30m防水。497万2000円(税込み)。
 アメリカン 1921のヒットを受けて、ヴァシュロン・コンスタンタンはバリエーション違いを追加した。2017年に発表されたのが、36.5mmケースの“小さな”アメリカン 1921である。搭載するのは、40mmサイズに同じくCal.4400。しかし、そのプロポーションは大径モデルとほぼ同じに見える。

 セルモニはこう説明する。「ヒストリーク・アメリカン 1921は発表当時の顧客の好みを反映した約40mm径というかなり大きめのケースで製作されました。その後、より小さいサイズの製作が理にかなっていると考え、2017年にはヒストリーク・アメリカン 1921に心を寄せてくださる女性をはじめとする、幅広い方々の腕元に寄り添うことができるサイズを発表しました」。

ヒストリーク・アメリカン 1921
40mmサイズに比べて、スモールセコンドの造形もわずかに強調された。数字が外周に寄せられたほか、筋目仕上げも強めに施されている。また、レイルウェイトラックのラインも太めだ。
ヒストリーク・アメリカン 1921
ケースの幅が36.5mmとわずかに小さくなった本作。しかしそのデザインバランスは40mmサイズとほぼ変わりない。注目すべきは、ディテールの細かな見直しだ。文字盤が小さくなったことに伴い、レイルウェイトラックはわずかに太くされているのが分かる。
 異なるサイズの時計を同じようなイメージに見せるヴァシュロン・コンスタンタンの手腕は傑出している。文字盤をわずかに小さくするだけでなく、スモールセコンドを小径化することで、文字盤のバランスはほぼ保たれた。その一方で、ケースの四隅の落ち込みを強くして、時計全体が平板に見えないようにしている。加えて、裏蓋の厚みを増すことで、ラグの取り付け位置をわずかに上げている。

ヒストリーク・アメリカン 1921

ミドルケース。小さなサイズを考慮してか、四隅の落ち込みはわずかに抑えられた。加えて、裏蓋を厚くすることで、ラグの取り付け位置をケースの上方に移動させている。できるだけ同じプロポーションに見せるための配慮か。
 もっともデザインには微妙に手が加えられた。ストラップの幅は女性を意識したためか、40mmモデルの22mm幅に対して、18mm幅に抑えられた。また18KWG製の針も、わずかに太くされたほか、長針は先端が短くカットされた。小径でも視認性を高めるためだろう。

 1921のデザインが際立っていたことは事実だ。しかし、このモデルが今のアイコンとなったのは、36.5mmケースの本作が示すとおり、デザイナーたちの非凡な手腕があればこそだろう。アメリカン 1921が示すのは、ヴァシュロン・コンスタンタンの豊かな歩み、つまりは伝統なのである。

アルパイン イーグル XL クロノのチタンモデルとスティールモデルの違いは素材だけではない。

ローヌブルーの魅力的な文字盤も、相違点のひとつである。卓越した精度は新作でも維持されている。

ローヌブルーの虹彩
 何故時計を身に着けるのか? 正確な時刻を知るため、人に好印象を与えるため、自身で愛でるためなど、さまざまな理由があるだろう。こうしたニーズをすべて満たすのが、ショパールの「アルパイン イーグル XL クロノ」のチタンモデルである。高い品質を備えていることはいうまでもない。

魅力的な文字盤
ショパール「アルパイン イーグル XL クロノ」

目を逸らすのに骨が折れるほど美しい文字盤。ローヌブルーの文字盤は、ワシの虹彩を思わせる模様が極めて魅力的。この写真は組み立て風景を写したものだ。
 時計を身に着ける理由に、まずは自身で愛でるためを挙げたい。その例に、2019年に発表されたショパールの「アルパイン イーグル」を取り上げよう。この腕時計は、比類するものがないといえるほど、美しい文字盤を備えている。文字盤上の荒々しく野生的なラインが流れていく模様は、それまで見たことのないものだった。途中で繊細に途切れながら幅が変化するラインは、一見、ランダムに見える。だが実際は規則的なパターンを持ち、光が当たると独特な反射を生む。

 ショパールは、文字盤のテクスチャーをワシの目の虹彩になぞらえた。しかしながら、文字盤の出来は実際のワシの目よりも、パテックフィリップ スーパーコピー 届けしますはるかに目を見張るものだ。

 アルパイン イーグル XL クロノのチタンモデルに採用された、文字盤の氷を連想させるブルーは、ローヌブルーと名付けられた。このカラーは、アルパインイーグルの“虹彩”パターンと相性が良い。アルプス山脈に源を発し、ブランドの本拠地、ジュネーブのレマン湖へと流れ込むローヌ川の、澄んだ冷たい渓流に着想を得たものである。

オリジナルを踏襲した意匠
 アルパイン イーグル XL クロノは、文字盤だけが優れているわけではない。特徴的なベゼルを備えたスポーティーなケースも強い印象をもたらす。ベゼルはケース同様、グレード5チタン製で、縦方向に繊細なヘアライン模様が施されている。ここに、ネジ頭にポリッシュ仕上げを施した8本のビスが配され、明確なコントラストを生み出している。ネジ頭のマイナスの溝はすべて向きがそろっている。どこかで見覚えのある特徴かもしれない。だが、ショパールは他ブランドの腕時計に範を求めたわけではない。

 アルパイン イーグルのデザインは、1980年に発表されたショパール初のスティール製ウォッチ「サンモリッツ」がオリジナルだ。当時のトレンドを反映したサンモリッツは、アルパイン イーグルよりもエレガントな印象を覚える。中央のコマがポリッシュで仕上げられた1連ブレスレットを備え、ベゼルに配された8本のビスは、周囲がこぶに囲まれたような、特徴的なフォルムだった。アルパイン イーグルではこの形状は踏襲されていないが、ケース左端にある、ふたつのふくらみがわずかにその名残をとどめている。このふくらみは、右側のリュウズガードに対する視覚的なカウンターウェイトの役割を担っている。

 ショパールは、サンモリッツのエッセンスに現代的な解釈を加え、時流に合った魅力的なラグジュアリースポーツウォッチを作り上げた。堂々たるアルパイン イーグルは自信に満ちあふれ、直径は41㎜と、多くの人の手首にフィットすると考えられるサイズだ。

クロノメーター規格の高精度ムーブメント
ショパール「アルパイン イーグル XL クロノ」
アルパイン・イーグル・ファウンデーションのロゴが印されたトランスパレント仕様のケースバック。ダングステン製センターローターを搭載したクロノグラフムーブメント、Cal.Chopard 03.05-Cの動きを鑑賞することができる。
 腕時計を身に着ける別の理由のひとつに、正確な時刻を知ることがある。今回のテストウォッチに搭載されている自社製ムーブメント、キャリバーCHOPARD 03.05-Cはこれを保証するばかりか、約60時間のパワーリザーブを備えるなど、今日、ユーザーの多くがマニュファクチュールムーブメントに求める要件をきちんと満たしたものだ。ムーブメントはシースルーバックから観察することができる。

 アルパイン・イーグル・ファウンデーション(アルプスの環境と生物多様性を保護するために、ショパールの共同社長、カール-フリードリッヒ・ショイフレが共同設立した財団)のロゴが印されたサファイアクリスタル製ケースバックが、石数とブランド名が刻印されたローターブリッジの真上に位置している。そのため、これらの文言をはっきりと判読できないということが、この腕時計で唯一、残念な点である。

 だが、このケースバック越しでも、厚さ7.6mmの自動巻きムーブメントのテンプやアンクルが動く様子を十分に鑑賞することができる。ルーペを使えば、クロノグラフをスタート/ストップさせたときに、コラムホイールがひとつずつ送られていく様子を見て楽しむことだって可能だ。

特許を取得した数々の技術
Cal.Chopard 03.05-C
Cal.Chopard 03.05-Cは、ショパールの「L.U.C」シリーズ向けムーブメント、Cal.L.U.C 03.03-Lの仕様違いのものだ。
 クロノグラフのリセットは、エラスティックアームを備えた3つのハンマーによって正確に行われる。垂直クラッチや、スタート時の針飛びを抑える機構、リバーサーはこのムーブメントの特徴だ。ショパールによると、このリバーサーはエネルギー損失を低減し、香箱へのエネルギー伝達を迅速に行えるように設計されているという。パワーリザーブは今日のユーザーの要望に合わせ、約60時間まで延長された。テンプは緩急針の調整ネジで微調整する。

 ショパールがムーブメントに華美な装飾を施す誘惑に負けなかったのはありがたい。シンプルながらも高級感のある仕上げは、この腕時計の持つスポーティーな性格にふさわしい。搭載ムーブメントは、スイス公式クロノメーター検定機関COSCから認定され、高い精度が約束されている。ウィッチ製歩度測定器もそれを証明してくれた。アルパイン イーグル XL クロノの平均日差はごくわずかで、ムーブメントが多くのエネルギーを必要とするクロノグラフ作動時も、マイナス1秒/日というわずかなマイナス傾向を示すにとどまった。最大姿勢差がわずか2〜3秒/日であることを合わせると、これ以上ない秀逸な精度である。

快適な装着感と良好な視認
ショパール「アルパイン イーグル XL クロノ」
「アルパイン イーグル XL クロノ」のチタンモデルは軽量ながら軽すぎず、適度な重みがあることで、装着感が抜群である。
 アルパイン イーグルの装着感は極めて快適である。グレード5チタン製ケースとラバーストラップという組み合わせにより、総重量はステンレススティール製ブレスレットを装備した同モデルより、おおよそ30%ほど軽量化されている。それでも、身に着けていることを忘れてしまうほど超軽量ということもなく、心地よい重みが感じられる。これは、アルパイン イーグルのような重厚な時計では重要な要素だろう。今日、チタン製ケースを採用している多くのブランドと同じように、ショパールもグレード2の純チタンではなく、グレード5のチタンを採用している。グレード5チタンは、アルミニウムとバナジウムを添加することで、耐食性と耐塩水性を高めた合金だ。

 アルパイン イーグル XL クロノは視認性も秀逸である。ファセットや、ポリッシュ仕上げが施された時針と分針は、さまざまな光の条件下でのコントラストが良好だ。針とインデックスにX1グレードのスーパールミノバが使用されていることから、暗所でも容易に判読できる。だが、明るく輝く文字盤に比べると、黒いミニッツスケールは、やや見劣りする印象が否めない。3本のクロノグラフ針は先端が赤いことから時刻表示と区別しやすい。30分積算計と日付表示はセミインスタントジャンプ式で、クロノグラフ分針は秒針がゼロに到達する2秒前に動き出し、その後、次のポジションに瞬時にジャンプする。日付ディスクは23時40分頃に回転が始まる。今回のテストウォッチではタイミングが少し早すぎて、午前0時の2分前に次の日付にジャンプしてしまった。

隠されたもうひとつのロゴ
ショパール「アルパイン イーグル XL クロノ」

軽量なチタン製ケースに、ラバーストラップが装着された本作。ルーセントスティール™製モデルと同様に、ポリッシュとヘアライン仕上げが施された腕時計だ。丁寧な仕上げのラグジュアリーな腕時計でありながら、その軽量さからアクティブなシーンでも活躍する。
 ラグジュアリースポーツウォッチであるアルパイン イーグルにはラバーストラップもよく似合う。ステンレススティール製ブレスレットでは中央のコマが両サイドよりも隆起しているが、アルパイン イーグル XL クロノのチタンモデルでも、これをラグに見ることができる。ラバーストラップにもこの突起があり、ラインがバックルまでつながって見える効果を生む。加工品質の高いチタン製尾錠は着脱が容易だ。尾錠の内側にショパールの伝統的な筆記体のロゴが刻印されているのは驚くべきディテールといえるだろう。筆記体のロゴは現在、主にレディースウォッチに使用されているものだ。他方、すべて大文字のマスキュリンなロゴは、文字盤、ムーブメント、ストラップの裏側、バックルの表側など、至る所で見つけることができる。

価格は高いが品質も高い
ショパール「アルパイン イーグル XL クロノ」
©Patrick Csajko
ルーセントスティール™製ケースを備えた、「アルパイン イーグル XL クロノ」のラバーストラップを装着したモデル。採用したルーセントスティール™は、成分の80%がリサイクル由来の素材だ。
 369万6000円という価格設定についてはどう評価すべきだろうか。ショパールではルーセントスティール™と呼ばれるステンレススティールを用いたモデルは、ラバーストラップ付きで297万円と、その差は約25%である。チタンは加工が難しく、高価な材料とはいえ、高額である。ショパールの時計の品質が極めて高いことは言うまでもない。また、価格設定がラグジュアリーウォッチの価値を決定づける側面があるのも否めない。

 ショパールは2019年に初代アルパイン イーグルを発表し、ラグジュアリースポーツウォッチの分野に参入した。すでにマーケットリーダーとして確立されていたオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」やパテック フィリップの「ノーチラス」に並ぶモデルとして登場したのである。両者ほど知名度が高くなくても、より高額なクロノグラフも市場には存在する。それを思えば、アルパイン イーグルが価格に見合う価値を持つ腕時計であることに疑念の余地はない。購入すれば長く楽しむことができる。リセールバリューについては、先に挙げたブランドとはジャンルが異なると考えるべきだろう。さらに、ショパールはこの時計の収益の一部を、先述のアルパイン・イーグル・ファウンデーションに寄付していることから、ショパールブティックでしか手に入らないアルパイン イーグル XL クロノのチタンモデルを購入する愛好家は、環境や自然保護に貢献することにもなるのである。

セイコー5スポーツ「SKX」のレディースモデルを着用レビュー

半世紀を超えて世界中で愛され続けてきたセイコー5スポーツの、レディースモデルを着用レビューする。径28mmのコロンとしたケースに爽やかなライトブルー文字盤を組み合わせた本作は可愛くて実用性に優れていると同時に、レディースウォッチ市場のいっそうの多様化を感じさせるとあって、時計愛好家の女性にお勧めしたい1本である。

セイコー5スポーツ「SKX series」の新作レディースモデル
セイコー5スポーツ レディース

セイコー5スポーツ「SKX series」Ref.SRRA001
自動巻き(Cal.2R06)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径28mm、厚さ11.2mm)。10気圧防水。4万2900円(税込み)。
セイコー5スポーツは、1968年にセイコーコピー Nランク 代金引換から誕生した。1963年に発売された「セイコー スポーツマチック5(通称セイコーファイブ)」をルーツとした腕時計で、このセイコーファイブは「自動巻き」「防水性」「3時位置のデイデイト表示の小窓」「4時位置のリュウズ」「耐久性に優れたケースとバンド」という、5つの機能を備えていた。このセイコーファイブの5つの機能とともに、いっそうのスペックアップとスポーティーなデザインを有して誕生したのがセイコー5スポーツであり、現在もそれらの機能を受け継ぎつつ、同時に現代を象徴する「5つのスタイル」をデザインコンセプトとしたブランドである。

そんなセイコー5スポーツはこれまで「手の届きやすい価格で販売されているメンズ向けの機械式時計」というイメージが強かった。しかし2024年、ダイバーズウォッチ「62MAS」をオリジナルとした、世界的に人気の「SKXモデル」がベースとなる「SKX series」より、5種のレディース向けモデルが追加されたのだ。今回着用レビューするのは、その新作モデルのうち、Ref.SRRA001だ。セイコー5スポーツのアイコニックな意匠はそのままに、ケースを28mm径と小さくし、かつ爽やかなライトブルー文字盤をまとった本作のディテールを紹介していこう。

セイコー5スポーツに加わった「可愛い」選択肢
セイコー5スポーツ レディース
文字盤の色とマッチする、パープルのニットワンピースを着て撮影したカット。曜日表示が日本語表記なのがユニークで、個人的に最も気に入ったディテールとなった。欧文表記にも対応しているので、好きな方を選びたい。
2024年、セイコー5スポーツのラインナップに新しく加わったこのRef.SRRA001を着用レビューするとなった時にセイコー公式ホームページを確認した際は、正面画像しか掲載されていないこともあり、何の感想も持たなかった。しかし、実機を手にしてビックリ。なんと可愛いモデルであるか、と驚かされた。

前述した通り、セイコー5スポーツは5つの機能を初代モデルから受け継いでおり、4時位置のリュウズや3時位置のデイデイト表示の小窓といったアイコニックな要素が、新作となるこのモデルにも採用されている。さらにSKXがダイバーズウォッチをオリジナルとすることから、回転ベゼルこそ持たないものの、蓄光塗料を施した特徴的なインデックスや大きく見やすい時分針を備えていることも、他のバリエーションモデルと同様だ。しかし、本作を手にしてまず思ったのが「スポーティーなのに可愛い」だ。

この「可愛い」というのは多分に主観も入っているものの、そう思わせる要因としてサイズ感が挙げられるだろう。本作は直径28mmと小径サイズであり、ケースに合わせてブレスレットやバックルも正面から見て細身に仕立てられている。一方で自動巻きムーブメントを搭載していることからケースバックは厚みを持っており、この厚み由来のコロンとした形状によって、クォーツムーブメントを搭載したエレガントなレディースウォッチとはまた違った雰囲気を備えている。

セイコー5スポーツ レディース

厚みのあるケースバックは野暮ったいといった意見もあるかもしれないが、私はこのコロンとした見た目が気に入った。サイズが小さく軽いので、着用感も悪くない。ただ、薄型レディースウォッチを普段使いしているユーザーにとっては、最初はこの厚みは気になるかも。
また、4万2900円(税込み)という価格ながら、文字盤の出来が良いことに驚かされた。カラーはヴィヴィッドではなく、少しくすんだライトブルーで、サンレイ仕上げが施されることで着用中に手首の向きを変える度、文字盤上に光の筋が走った。加えてピンクゴールドカラーに縁どられた針やインデックス、ロゴは高級感に寄与しており、かつ「SEIKO」ロゴとインデックスは立体感を有している。

他のSKX seriesとは明らかに異なる「可愛い」意匠によって、これまで男性がほとんどであったと思われるセイコー5スポーツに、女性ファンが参入していくことになるだろう。

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ブレスレットも細身に仕立てられているものの、スポーツウォッチという立ち位置もあり、堅牢さを思わせるしっかりとしたつくりだ。サテン仕上げとポリッシュ仕上げがコンビネーションされたブレスレットは、手元で時おり輝き、着用中についつい目を引かれてしまった。
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バックルが大きすぎないので、特にデスクワークの邪魔になるようなこともなかった。開閉もスムーズ。なお、微調整機構は搭載されていない。

毎日使いたくなる機械式腕時計であるということ
本作の美点は「可愛い」にとどまらない。ちゃんと「使える機械式腕時計」だ。実用性に優れている、ということである。

本作はダイバーズウォッチを出自とするSKX seriesだけあり、10気圧という心強い防水性を備えている。また、ケースやブレスレットは堅牢で、ステンレススティール製であることやベーシックな販売価格ということもあり、傷を過度に気にせず使えるのがありがたい。デイリーユースにも好適なレディースウォッチと言えるだろう。

レディースウォッチではそう多くない日付と曜日表示機能を有しており、かつ視認性の高い文字盤というのも実用性に優れるポイントだ。インデックスや時分針が大きいことが手伝って、強い光源下で針が文字盤に埋没して見にくくなったり、反対に暗所で時刻が分からなくなったりすることはなかった。

4時位置のリュウズはねじ込み式。リュウズガードに埋まっているものの、その取り出しや操作に難はなく、操作の際にリュウズに入れられた切り込みによって指の腹が痛くなることもなかった。針回しの感触も良い。

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リュウズは4時位置。まったく手の甲に当たらないということはないものの、大きく干渉せず、またリュウズガードのエッジは立っていないため、肌当たりが滑らかだ。
搭載する自動巻きムーブメントはCal.2R06である。パワーリザーブ約40時間と、現在の機械式腕時計のスタンダードが約70時間になりつつあることを鑑みれば短い気もするが、小径サイズであることや、税込み4万2900円という販売価格からしてみれば妥当である。正確な精度は計測していないものの、3日間着用した時点で時間を確認したところ、1分程度進みが見られた。

“ベーシックなレディース向けの機械式腕時計”として好適な1本
レディース向けの機械式腕時計は、非常にニッチと言って良い。高級腕時計ブランドを中心にそのラインナップは増えているものの、10万円以下で購入できるものとなるとオリエントスターなど、一部ブランドの製品に限られてくる。そんな中で今回着用レビューしたセイコー5スポーツ「SKX series」Ref.SRRA001は、このニッチな市場に新たなる選択肢として追加された、可愛くて、実用面でも毎日使える機械式腕時計である。

こういったポジションのモデルというのは、初めて機械式腕時計を購入する女性はもちろん、これまで何本かの腕時計を購入してきた、愛好家と呼ばれるような女性にも勧めたい。なぜなら腕時計、特にレディース向けの機械式腕時計の購入を検討してきた女性は、“ベーシックなレディース向けの機械式腕時計”が稀少な存在であることを知っていると同時に、こういった新しいポジショニングが確立されたことで、レディースウォッチ市場が広く多様になっていることを実感できると思うためだ。

この新作モデルを皮切りに、可愛くて、実用面からも価格面からも毎日使うのにふさわしい機械式腕時計の波が、いっそう広がってほしい。