| はじめに |
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第二次世界大戦の終結後、敗戦により国土も人心も荒廃した日本が、復興への確かな道を歩み始めた1949年「新日本の再建は我々青年の仕事である」という高大な決意を抱いた志高き青年たちの手により、日本に青年会議所の火が灯りました。それから3年後の1952年、全国で30番目の青年会議所として(社)横須賀青年会議所は設立されました。以来今日に至るまで、先輩諸兄は「明るい豊かな社会の実現」に向け、英知と勇気と情熱、そして地域を愛するこころを持ってまちづくり運動を展開し、弛まぬ
努力で地域社会の発展に貢献されてきました。 私たちは、この創始のおもいや地域を愛するこころ、そして57年に亘る輝かしい歴史と伝統を受け継ぎ、次代へと伝承していかなければなりません。
終戦後の我が国に目を移してみると「東洋の奇跡」と呼ばれた高度経済成長を成し遂げ、世界第2位
の経済大国となりました。言うまでもなく国民の生活は潤い、人々はまだ見ぬ
未来に無限の可能性を感じ、大いなる夢や希望を抱いていました。しかしながら、バブル経済の崩壊以降景気は大幅に後退し、さらにはリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発した世界金融恐慌の煽りを受け、企業の業績悪化・消費低迷、また雇用不安や政治不信など、日本社会を暗い闇が覆い、未だに明確な活路を見出せないでいます。
昨年、横須賀市制100年を超える歴史の中で、初めて30代の市長が誕生しました。これは「変化」を求めた市民の意志であったのと同時に、この混沌とした閉塞感漂う時代に、経験や実績よりも「若者の創造力や行動力」が地域社会を変えるのではと期待されたからではないでしょうか。
今こそ、我々JCも「若き活力」を如何なく発揮し、変革の能動者たらん青年として、愛するこのまちの「未来」を自らの手で切り拓いていかなければなりません。「未来はすでに始まっている」これは“今”の積み重ねが未来を形成していくものだと、オーストリアの作家、ロベルト・ユンクが残した言葉です。“今”という二度とない「瞬間」を大切にし、“今”やるべきことを考え実践する。その行動こそが、このまちの輝ける「未来」を創る推進力となるのです。 |
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| 横須賀Relationsの推進 |
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| 一昨年(社)横須賀青年会議所創立60周年に向けての中期ビジョン「横須賀Relations」が策定されました。実施2年目となる本年、さらに機能したまちづくり運動のサイクルを形成するため、関係諸団体、学校・企業・行政と「理想のまち」についてより一層のイメージ共有を図り、事業を通
じて共創・共鳴の「場」を創出し「地域ブランドの構築」「未来を見据えた“魅力”あるまちづくり・ひとづくり」を実践してまいります。また「共鳴」がもたらす「ひと」という名の横軸、「理想」という名の縦軸をより有機的に機能させるため、各事業において検証を行ない、今後の取り組みについて検討し改善を加えてまいります。
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| 横須賀ブランドの構築 |
| ・よこすかシーサイドマラソン |
横須賀の美しい海岸線をコースにした「よこすかシーサイドマラソン」は、まちの魅力を付加価値として活かした大会として市内外から参加いただいた皆様に愛され、本年で35回目の開催を迎えます。また近年では、関係諸団体・企業・行政、そして多くのボランティアの皆様が有効に作用しあう、市民参加型の大会として地域に根付いてまいりました。本年も、横須賀の地域特性や魅力を活かした「横須賀ブランド」を発信する事業として、また地域が一体となった大会運営により、まちづくりのイメージが共有できる貴重な「共鳴の場」として開催してまいります。
そして、より高い付加価値を創出し「地域の力」を生み出す大会とするため、今後の展開について関係諸団体とともに検討してまいります。 |
| ・よこすかブロードウェイ構想 |
昨年、「夢」を育む地域共育事業として行なわれた「よこすか市民ミュージカル」は、多くの市民の皆様にキャスト・スタッフとして参加いただき、世代を越えた「絆」を通
しておもいやりや道徳心を醸成し、「共育」が「人間力」を育む「横須賀の未来をつくるひとづくり」という考えのもと開催いたしました。
そして「横須賀Relations」を体現することの出来る、本事業の未来への可能性を踏まえ、「地域特性の創造」や「地域ブランド」の新たな創出を目指して『よこすかブロードウェイ構想』が立ち上がりました。
昨今、自身の将来に夢や希望を持つことのできない子どもや青少年が増加傾向にあるとされる大きな要因は、我々責任世代が夢や希望を育む「場」を与えていないことにあるのではないでしょうか。私は、この『よこすかブロードウェイ構想』が次世代を担う“人財”にとって、“心のよりどころ”となる「ふるさと横須賀」をかたち創る精神的な基盤になり、このまちの輝ける未来への源泉になるものと確信します。
本年も「よこすか市民ミュージカル」を開催し、子どもから大人まで多くの方に、活動を通
じ「苦楽」を共にして得た、かけがえのない感動や喜び、絆を体感していただきたいと考えます。そして、このまちに生まれ育ったという誇りを持ち、延いてはこの横須賀を「愛」と「夢」と「笑顔」溢れる、舞台芸術が盛んな文化都市として「地域ブランド」を構築してまいります。
また、『よこすかブロードウェイ構想』の新たな可能性を探り、「舞台芸術が盛んなまち」として今後の展開を探求してまいります。
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| 未来をつくる“ひと”の育成 |
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理想の「まち」を思い描き、“かたち”にするためには、能動的且つ自由な発想を持ち合わせた多種多様な「ひと」が必要不可欠です。そして重要なことは、画一的なまちづくりではなく、新たな横須賀の地域資源を発掘することにより、まちへの誇りや「ふるさと意識」を醸成し、それを活かしたまちづくり事業を展開することにあります。即ち、文化・教育・企業・スポーツなどあらゆる要素を踏まえた理想的な地域社会を形成する上で、その源泉となるのが「共育」であり「人間力」であると考えます。「ひと」がまちをつくり、「まち」がひとを育むという循環を実現するためには、自ずと「人間力」を高め、地域社会に貢献しうるリーダーとして自身が輝いていなければなりません。本年は、「共育」が「人間力」を育むという見地からも「未来をつくる“ひと”づくり」を実践してまいります。
そして我々Jayceeが、まちづくりにおいて中軸を担っていく存在であり続けるためには、日々の修練や研鑽が欠かせません。JCには、リーダーシップトレーニングや時代に即したセミナーなど、「人間力」向上を図る「機会」が数多くあります。この「機会」を存分に活用し、「未来をつくる“ひと”づくり」に取り組んでまいります。また、多くのメンバーが企業の経営に関わる“ひと”として、個々の経営資質向上を図り、この不況という苦難を乗り越え、「Jaycee」「企業」「地域」がさらに活力を増すよう務めてまいります。 |
| ・会員拡大 |
私はJCに入会し、同じ志を持った仲間と苦楽を共に活動を続けていくうちに、いつしか「社会のために何ができるのか」「子どもたちの未来のために何ができるのか」と考えるようになり、これまで漠然としていた「夢」や「目標」が鮮やかになり、新たな人生観が描かれました。また、様々な活動の中で「感動」や「達成感」を得、そして多くの仲間と切磋琢磨することで「友情」や「絆」を得ることができました。これらは、私にとってかけがえのない財産となり「人生の羅針盤」になることでしょう。40歳までという限られた時間の中で、このすばらしいJC活動を、一人でも多くの青年に経験していただきたいと心から願っています。
メンバー一人ひとりが、自身の持つJCの魅力を余すところなく伝え、仲間を増やすことで「新たな出会い」が生まれ、組織に「新しい風」が吹くのです。常に新鮮な「風」を求めていくこの会員拡大こそがJCたる所以であり、延いては「組織の力」「地域の力」を高め、社会を動かす原動力となっていくのです。
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| むすびに |
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一昨年、次代への扉を切り拓く新たなスタートとして、全メンバーの英知と勇気と情熱を結集し「第57回関東地区大会」を主管いたしました。そして大会を通
してメンバー一人ひとりが「自信と誇り」という“鎧”を身に纏い「組織の力」がさらに高まったと確信します。
今こそ、この「組織の力」と「若き創造力と行動力」を発揮し、“今”だから出来ることを、横須賀の輝ける未来に向けて注ぎ込む「天の時」なのです。
未来はすでに始まっています。「未来」を創るのは“今”なのです。「やるなら“今”しかない」という決意を持って、私の持てる全精力を傾け一年間理事長の職を務めてまいります。メンバーの皆様、先輩諸兄の皆様のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、私の所信とさせていただきます。
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